こんにちは！バイヤーの富井です。

いい感じに寒くなってきましたね！

皆様いかがお過ごしでしょうか。

少し前に、無事に帰国し

何かと忙しくさせてもらっています。

今回の買い付けも、自分的には、

かなり良い内容になったと自負しています。

レンタカーのメーターで測ってみると

約7680キロを走ったようで、

その距離は九州の南端から、北海道の北端までの長さが

約１８５７キロなので、

だいたい４回縦断したような

距離になります。

そう考えると、やっぱりアメリカはデカいですね！

さて、今回も買い付け中、インスタグラムには

たくさんの”いいね”を押して頂き、有難う御座いました！

また、コメントを頂き、励ましのメッセージを頂いた方にも

本当に感謝いたします！🥰

（今回は、関空→羽田→シカゴ、という段取りでアメリカ入国しました！）

まだ関空から、アメリカダイレクト便が飛んでいないので、

どうしても東京経由になってしまいます。

早く、関空からのアメリカ便が再開する事を

願っていますが、昨今のオミクロンとやらの発生で

また、どうなるかわからなくなっていますね。

皆さんご存じかと思いますが、コロナウイルスの名前は

ギリシャ文字のアルファベットで順番に付けられていますが

ミュー株からいきなり２つ飛んで、ニュー株とクサイ株を飛ばして、

今回のオミクロンになりましたが、この経緯もなるほどな！って

感じで、世界情勢はそうなってるのね！って感心しました。

興味のある方は、調べてみてくださいね。

（コロナが蔓延しているといわれるアメリカは、案外しらーっとしていました。）

最近の僕の大好きな街から、スタートです。

この辺りは空気もキレイで、全体がゆっくり動いている感じが

とっても好きなんです。

（移動の途中に立ち寄った田舎町。ヨーロッパのどこかへ来た雰囲気でした）

小さい町を、何かないかと思いつつも、散策してみます。
もうなかなか古くから営業しているお店などは、無くなってきて、新しく入れ替わっています。
ローカルスリフトや、日曜道具など販売している店を覗いてみても、なかなかヒットが出てきません。

（この街では最大のスリフト、セントヴィンセント。）

このスリフトでは、５０－６０年代あたりの

ハンティングジャケットを収穫しました。

もう、８０－９０ｓですら、見かけなくなっています。

スリフトは、ほぼ毎日地元の若い人たちが廻っていて

彼らに根こそぎ持っていかれている感じですね。

（めちゃくちゃラッキーな事に、Brooksのクレイジーパターン出ました）

先日のヤスオが書いてくれたブログでも、触れていたと思いますがブルックスブラザースは、見つけてもマレイシアやチャイナ、などアメリカ製は、ほぼ皆無になっています。
それ以外の、ブランドももちろんアメリカ製は、ほぼ消え失せつつあります。
原産国にこだわる、ウチとしては、かなり厳しい状況なんです😪

（もうBINも、ヤングバイヤー達の根城になってしまいました）

数年前には見かけなかった、若い子たちも、

今では、BINに張り付いています。

今回見かけたのは、４－５人のグループで、

網羅的に掘りつくす人たちでした。

あそこまでやられると、独りぼっちの僕など

全然収穫が出来ませんから、さっさと彼らの行かない

場所へ移動です。

（この州最大の街のダウンタウン。古い街なのでまだ出そうです）

古くから栄えた町は、人口も多く、

それと並行するように物も多いので、

まだまだ頑張ればチャンスが拾えると思います。

しかし、サイズの大きな街は、

ホームレスが増えてしまい、どんどん治安が悪くなってます。

そのへんがちょっと心配です。

（ディーラーのC君とNちゃん。いつもこのおっさんに良くしてくれてます）

もともとは９０年代古着から、古着の世界に入った二人ですが

今ではどっぷりヴィンテージの世界に浸かっています。

そんな彼らがセレクトしてくるヴィンテージは、

かなりシャビーで、しゃがれまくっていまして、

マグネッツの顧客様には、ぐっさり刺さるアイテムだと思います。

（なんでかUSNウォッチキャップに運があるんです。）

不思議なんですけど、なぜか毎回スリフトで

ウォッチキャップ見つけます。

みんなに聞いても、スリフトでは一度も見つけたことないとか、

ウォッチキャップ自体、年に一度手に入るかどうかだとの事ですが、

今回、USN３つ、ヴィンテージバウアー１つ、とアメリカ人も

ビックリの収穫ができました💪

（ディーラーのR君、デュラン・デュラン張りの男前）

今回で２回目のお仕事になったR君。

スウェットシャツなど、かなり良いセレクトしているのですが、

なかなか価格が合わず、どっさり収穫とはならず。

でも、本当に良い青年で、なかなかこういう好青年は

見かけないほど。

（別のディーラー君の自宅へ。ミリタリーハウスっぽいです。）

彼は主に80-90ｓのセレクトのディーラーさんですけど少しだけ、僕らが欲しがりそうなアイテムもセレクトしています。
今のアメリカの若い人たちは、一生懸命ヴィンテージを勉強しているみたいなので、将来が楽しみなんですけど是非、値ごろ感出してほしいと願うばかりです。

（何度も来ているこの街に、こんなとこあったなんて。）

恥ずかしながら、こんな場所がこの街にあるとは

知りませんでした。

僕のリサーチ能力も、大したことないようです😑

ここのオーナーさんと色々話して、

そこそこ情報を頂きました。

買い付けは、USNのN-3やWWII Pコートなど、その他もろもろ。

コレクターさんが集う場所のようなので、

これから目が離せなくなりそうです。

（学生の通学時間にかち合うと、渋滞になってしまいます）

（ディーラーのT君も、ほんといつも良くしてくれます）

もうそこそこ長く付き合いのあるT君の自宅

今回は、彼女さんとアシスタントの女性も居ました。

自ら人間嫌いと言っているT君ですが、

その通り日本人ディーラーとは会わないようにしているようです。

唯一付き合いがある日本人が僕というのも、ありがたい事です。

”なんで自分にだけ会うん？”と聞くと、

トミーはいける、との事ですが、なんでいけるんかは、

教えてくれませんが、人間ちゃうと思ってるんか、なんなのか。

でも、率直に嬉しいです。

（白いタリバンみたいですが、れっきとしたアメリカ人です）

このＴ君も、なかなか渋い物集めてくれていました。

この風貌で、まだ２０代半ばというのも、

なかなかのレアものじゃないでしょうか。

いつも、僕を楽しませてくれてありがたいです。

（そこそこ内容の濃い仕事が出来、ドドーンと大移動します）

毎度のことですが、時差ボケのせいで

夕方になると超眠くなるんです。

この時期のロングドライブは、かなりヘヴィーなんですけど

限られた時間内に、仕事をまとめなきゃいけませんから、

ＨＡＬＬＳバカ食い＆コーヒーブラックガバ飲みで、

こなしています。

（田舎町にある、割合歴史のあるヴィンテージシップ。）

過去に一度だけ利用したことのある、このお店。
なぜだか、いつも時間が合わずなかなか来る事が出来なかったのですが、今回ちょうど営業時間に合致し見ることが出来ました。
６０年代のデニムワークジャケット１枚だけ調達。

（昔っから”出る”という印象のＤＡＶ。昨今数が激減しています。）

以前は、ＤＡＶに入る前にはドキドキぢたものですが、

今ではそうでもありません。

ドレスシューズ１足だけ確保しました。

（フリーメーソンのロッジ。中に入ってみたい衝動に駆られます）

田舎町では、メイソンのロッジや、オッドフェローのロッジは

まだ見かけますが、都会では見かけないです。

というか、ごちゃごちゃしててわからないだけかも。

とにかく、これら地下組織のような団体の

エンブレムは惹かれますね。

現在は彼ら且つての地下組織や、秘密結社は、表向き、慈善事業団体になっていますね。

（アンティークショップで見かけた、ラットフィンク）

これ買い付けようと思ったのですが、

めちゃくちゃ重たくて、断念しました。

まさに鉄の塊、へたしたら自分の体重くらいあるんちゃうかと

思うほどずっしりしてて、送料なんぼ掛かるんか考えた挙句、

やっぱりパスしました。

（アンティークショップに陳列された、ミリタリー物）マグネッツでは当たり前に見るこのアイテムたちも、アメリカではあまり見かけません。
これはアンティークショップのブースですが、結構な値段が付いていたので、全パスです。
このレベルではまだそこまでダメージは無いのですが、もっとレベルの高い物をようやく見つけても、価格がダメだった時の失望感は、凹むというか、怒りにも似た感覚に襲われます

（タコスのフードトラック。タコベルやらチポレよりも旨いです）

アメリカに来てから、タコスが大好きになりましたが、

アメリカ国内で販売しているタコスのほとんどが、

アメリカナイズされていて、所謂タコス風になっているのに対し

フードトラックは、本チャンのタコス出してきます。

これがまた最高にうまいんです！

この日は、本場タコスとコロナファミリアで、

１人寂しく、この日の収穫成功の祝杯を挙げていました。

（スリフトもどんどん減ってきて、GOODWILLが勢力を伸ばしています）

数年前までは、GOODWILLは見なくてもいいスリフトだったのですが、

GOODWILL外すと、廻るとこなくなってきたので、今は廻ります、が、

相変わらずダメージを与え続けてくれますわ。

（サルベーションアーミー。なんでかラックがスカスカです）

秋冬の時期は、スリフトもラックがパンパンになってること多いのですが

今回廻ったスリフトは、結構スカスカ気味なところが多く、

見ごたえがありませんでした。　もしかするとコロナと関係してるのかも。

（ローカルスリフト。こういうところは期待できるのですが）

（以前はこの近くのお店で、Ｌｅｅジーンズのデッド見つけました。）

年々、探すのが難しくなっている良質な古着

ヴィンテージに限らず、良質なアイテムは

安価で探すのは、かなり厳しくなっています。

（風力発電の風車の羽を運んでいます。これがめっちゃデカいんです。）

アメリカのフリーウェイを走っていると、

色々な物を運んでいるのに出くわせます。

家丸ごと、牛や馬、スーパーカー、

たまに不法入国者の集団、などなど。

（めちゃくちゃいい感じの寂れた田舎町）

初めて訪れた、田舎町。

こういう時ってワクワクします。

ローカルスリフトを見つけたので、

パトロールしてみると、マンパ、フローシャイム、

アメリカ製のスウェット、など、少しながら買い付け出来ました。

（このまさに個人店って感じの雰囲気がいいんです）

ここまでの田舎になると、やはり日本人は珍しいみたいで、

おばあちゃんが色々話しかけてきます。

しかし、アメリカのおばあちゃんは、

お茶目で優しい人が多いですよ。

（この日の目的地目指しながら、田舎をパトロールしていきます。）

この時期のミッドウェストは寒くて、

雪が降ると、夜には道路が凍ってしまう場合もあり、

雨や雪が降ると、なるべく夜に走るのを断念します。

時間を気にしながら、どんどん目的地へ近づいています。

（田舎街のチャイニースレストランのシャレた池須）

今回のバイヤー日記は、いかがでしたでしょうか。
今回は７つの州を廻り、広い地域を散策してきました。
個人的にも好きなルートでの買い付けだったので、楽しく仕事させてもらった事に感謝です。

今回もいつも通り、多くのアメリカの知人に助けてもらい良い結果に結びついた買い付けでした。
今回の買い付けでピックしてきた商品の一部は、下記に貼りつけておきますので、気になる方は是非見てみてください！

では、また。

マグネッツカンパニー

バイヤー富井