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About Us
About Us
私たちマグネッツは、日本人がほとんど訪れない、
アメリカの様々な秘密のスポットから探し出したヴィンテージクロージングや
家具、アンティーク雑貨など、日本では、なかなかお目にかかる事のない、
品質の良いアイテムを輸入し、大阪アメリカ村、神戸トアウェストのショップにて、
ご提案させて頂いてるヴィンテージショップです。
テーマは大人が選べるヴィンテージで、
目の肥えた方々にも楽しんで頂けるようにクオリティが高く、
一時の流行に流されないファンクショナルなアイテムのセレクトを心掛けています。
当店バイヤーが頻繁にアメリカに赴き、
タイムリーにクオリティーの高いアイテムを収集できるシステムを構築し、
常にお客様に新鮮な商品を見て頂けるよう尽力しています。
是非一度、選び抜かれた商品や、ミックスモダンな空間を実際に感じて頂きたく、
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
HISTORY
売り込み色の強い服が苦手な僕が長年興味を持ち続けているヴィンテージ古着や、
Made in USAの商品を日本のお客様に広めたい。
そんなキッカケでマグネッツがスタートしました。
マグネッツは1993年、大阪アメリカ村の南の端の雑居ビル、
今は無き無国籍百貨内に第一号店がオープンしました。
2坪半という、とても小さな空間の第一号店で
お店というよりはむしろ”屋台”に近い状態での営業開始でした。
店名の由来は
”磁石の様に世界から良い物、良い人々を集める”という意味です。
お店をオープンするにあたり、ヴィンテージアイテムを探しに
無計画にアメリカ、ワシントンDC近くのボルティモアに飛び立ちました。
当時はインターネットもなく情報収集をしないまま
何気に場所を決めて行きましたので到着してビックリ。
治安は最悪で、まる戦地に来たのかと思うような環境でした。
現在、ボルティモアは見違えるほど綺麗になりましたが、
当時のボルティモアは他の街のアメリカ人が行きたがらないほど
不潔で治安が悪い街でした。
泊まるところは車の中、食事は1日に
サンドイッチ1個のみという無謀さでした。
また、買い付け場所や買い付けの価格、言葉、
すべてが分からない状態からのスタートでした。
初めの数年間はトラブルの連続でした。
ジーンズを両手一杯に抱えて、お店を出た瞬間に黒人達に囲まれ、
何処かへ連れていかれそうになったり、
レンタカーをボコボコに潰されパスポートや商品を盗まれたり、
テロリストと間違えられ検問で捕まったり、また買い付けのお金を
すべて税関に没収されたり。。。。
また日本国内でも様々な苦労が山のように襲い掛かり、
砕けそうになりながらも、何度も立ち上がりました。
時には1人こっそりトイレで泣いてしまう事もありました。
1年目を過ぎた頃、アメリカ、ネブラスカ州で1人の男と知り合いました。
僕は、この男を通して”アメリカ”という物の本質を知ることが出来ました。
彼はジョセフアンドリューというイタリア系アメリカ人の男で、
当時彼は違法駐車のチケット切りの仕事をしていました。
元々彼はアンティーク家具のコレクターだったので、
マグネッツの商品を集めてみないかと持ち掛けたところ、意見が一致し、
お互いが成長する為に協力し合おうと、
共にヴィンテージの仕事をすることになったのです。
現在までに彼が日本に送った古着は、
皆さんもご存知の大手古着会社、数社を通じて
莫大な数に上ります。
彼は現在もマグネッツに数十万枚の中の一部に当たるヴィンテージクロージング、
数千個の内の一部に当たるモダン、インダストリアル家具を供給してくれています。
また、彼の顔はマグネッツのお店の看板としても活躍してくれています。
オープンから長年過ぎた今では、買い付けの方法、言葉、
ディーラーとの交渉術、秘密の買い付けエリアや場所など、
アメリカの仕事に関わる多くを学ぶ事が出来ました。
また、海外では助けてくれる知人、信頼して仕事が出来る
パートナーも多くでき現地での習慣、マナー、礼儀作法、など
教えてもらい現地での活動をサポートしてくれています。。
現在は、大阪アメリカ村、神戸トアウェストで店舗営業していますが
両店共に、本当に良い物がわかる良いお客様に恵まれ僕達も勉強になり、
日々喜びを感じています。
POLICY
僕が初めて古着と出会ったのは中学2年、14歳の頃です。
大阪アメリカ村の西の端にインターナショナルマーケットという
集合商店があり、その中の一角にミリタリーサープラス専門店がありました。
(このお店は現在はミリタリー界ナンバー1ではないでしょうか)
そちらでUS,Army リーフカモのパンツを買ったのが、
僕のヴィンテージ道の始まりでした。
当時はヴィンテージ、ミリタリーという物は
ファッションシーンとして認知度が非常に低く
誰も着ていないウェアであり、理解してもらいにくい物でした。
巷では、二つの大きな勢力のファッションが注目されており、
DC(コムデギャルソンやコムサなど)とヤンキー(ソリコミ、パンチパーマ)が
本流の時代でした。
その後、ファッションシーンは目くるめく変化し、
アメカジ、イタカジ、コンサバ、ヒップホップ、渋カジ、モード、B系、ギャル男、
といった流れの中、
僕も、その時々の流行に乗ろうと様々なファッションブランドの服を
試してみましたが結局、翌年は着ることができすゴミ箱行きか、
作業着、部屋着といった形で知人に譲ったりで、手元にとどめて置きたい一品は
US物意外はなく、お金だけが毎年、流れるように出て行きました。
やっぱりクローゼットに残る服はヴィンテージ古着だけだったんです。
クローゼットの中を覗くと、ヴィンテージかアメリカ製の物だけになっているんです。
僕のクローゼットの最長選手は4Hクラブ『クローバーのマークが印象的』の
スウィングトップだったのですが、24年間所持していましたが先日旅立ちました。
24年前に比べると太ってしまい、サイズが合わなくなってしまったんですが、
品物自体は非常に気に入っていたので、手放すのが後ろ髪を引かれる思い、
また共に暮らした娘が嫁に行く気持ちと言いましょうか。
ヴィンテージ古着は、手放す時には多少の勇気が必要で、
修理が出来ないほどのダメージが発生した場合か、家族に勝手に捨てられる時、
あるいはサイズが合わなくなった、経済的に困って、といった時くらいでしょうか。
いずれも、仕方が無い場合に限定されます。
なぜアメリカ古着がそんなに良いのかというと、
服自身その物が、ルックス重視という視点で、全く売り込んでいないんですね。
買って!買って!と言っていない。
おしゃれやカッコイイといった事がニの次で、
機能性や着心地を最重要課題にしている物が多い結果、
機能美というカッコよさに繋がっています。
また、無骨すぎる。
無理やり、カッコを付けていない。
むしろ不器用なイメージで泥臭い。
ミリタリー物に関しては、
なぜそれほどにしっかり縫う必要があるのかというくらい縫製が頑丈。
そしてメチャクチャ実用的。
そういう所が、かわいく、愛着が沸くんですね。
皆さんは、アメリカ製の商品と聞くと、
どんなイメージをお持ちでしょうか?
縫製が雑でいいかげんな作り?
デザインがイケてない?
両方とも間違いです。
実は縫製自体は、いやという程しっかり縫われている物が多く、
リメイクの職人達が嫌がるほどです。
ただ最後の無駄糸(余分な糸)を切り忘れている事が多いんですね。
神経質な方なら気になるかもしれませんが、
僕はチョキっと切ってしまうだけなので全く気になりません。
個人的には、そういうチマチマしていない所が好きなんですが。。。
また、デザインに関しては、世界中のデザイナーやブランドが、
ヴィンテージや古着をサンプルにしてヴィンテージから得た、
インスピレーションを自身の製品に落とし込んでいるという事が実に多いんです。
また、そのままパクっちゃう、場合も多々御座います。
デザイナーの方々はヴィンテージに触れる機会が多いこともあって、
その魅力の虜になってヴィンテージマニアになる方も多いんですね。
アメリカの古着倉庫では、アメリカの某有名ブランドの人たちと共に
古着の山に潜り込んで一緒に仕事をする事もあります。
そういうときの話題は
”ヴィンテージの良さ”や”お互いがピックしたヴィンテージの誉め合い”
になります。
また、マグネッツの顧客様、クライアント様の中にも
デザイナーの方やアパレルメーカーの方が多数いらっしゃいます。
プロの方達も、本当にヴィンテージが好きなんだなぁと、嬉しくなります。
皆様は、ヴィンテージのように、愛着が湧き
大切にできるような品物と巡り合った事がありますか?
身の回りにある物すべてが、本当に好きな物に囲まれていますか?
アメリカで買い付けをしていると様々な人たちに巡りあい、
商品を譲って頂いていますが、ほとんどの方々は、
長年寄りそった人を手放すようだと、おっしゃいます。
手放さざるを得ない大方の理由は、
今より狭い家に引越す、または経済的理由からです。
特に高齢の方々で若い頃から愛用し、
この度マグネッツに手放す事になってしまった一品達は
一際、愛着があるようです。
しかし、その方々も過去には様々な物を購入し、
気に入らない物は排除し、手元に置いておきたい物だけが残っていたはずです。
人に愛され続け、大事にされてこられた物には理由があります。
革ジャン、ブーツなどは、こういうシーンで手に入れたものは、
スゴク手入れがされており、よっぽど愛されていたんだなーと、
ジーンっとする時があります。
またミリタリーに関しては、そのアイテムを身に着け、
若い頃、アメリカの為に命を懸けて戦った思い出の品などもあり、
ヒストリーが商品の裏側にある物が多いのも僕達を虜にする要因となっています。
それ以外にもヴィンテージアイテムには無数の秘密が隠されており、
プリントの絵柄の理由、ポケットが何故その場所にあるか?
家具などはデザインと実用性の関係など、手に入れた後に、わかる秘密も
ヴィンテージの醍醐味の大きな1つといえるでしょう。
私達は、本当に大事に出来る物、長い間、愛して傍においておきたい物、
大切にできる物、を皆様に提供できると自負しております。
物を大事に扱わない、物に興味が無い、何も要らない、といった方々には
無縁の長物と思いますが、好きな物に囲まれたい、クオリティの高い物に触れてみたい、
意味のある商品を見てみたい、といった方々には、必要な商品がマグネッツにはあるはずです。
20年以上もマグネッツを御愛顧頂いている顧客様を初め、
日頃御愛顧頂いているお客様には深く御礼申し上げたい所存で御座います。
また、顧客様、今後マグネッツを御愛顧いただけるお客様と共に
マグネッツも成長していきたいと思っていますので、
今後とも末永くお付き合い出来る事を願っております。
by magnetsco
| 2022-01-01 00:00
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