こんばんは。

マグネッツ大阪店スタッフヤスオです。

本日も、

10月5日(水)大阪店冬物Vintage入荷日第2弾!!

12:30~OPEN!!

のブログアップを行って参ります‼

本日一発目のアップは、

一世紀以上も前から1950年代頃までの

ミステリアスな雰囲気を持つ特別な仕様のコートを紹介です！

他で見かける事もない、

アメリカ現地買付けの当店ならではのユニークなアイテムなので、

ご興味のある方は、是非お付き合い下さいませ。

Knights Templar(テンプル騎士団 )

中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会。

正式名称は、

Pauperes commilitones Christi Templique Solomonici

(キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち)

テンプル騎士団の歴史は、

第1回十字軍の成功にさかのぼり、

第1回十字軍は聖地の占領に成功したものの、十字軍参加者の殆どは聖地奪還に満足して帰国してしまい、

中東地域に残されたキリスト教勢力（十字軍国家）は不安定なものでした。

この事に憂慮して聖地の守護を唱えたフランスの貴族、

ユーグ・ド・パイヤンのもとに9人の騎士たちが集まり、

聖地への巡礼者を保護するという目的で活動を開始し、

すでに活動していた聖ヨハネ騎士団修道会の例にならって、

聖アウグスチノ修道会の会則を守って生活するという誓いを立てました。

イェルサレム王国のボードゥアン2世は、彼らの宿舎の用地として神殿の丘を与え、

神殿の丘には元々ソロモン王の作ったイェルサレム神殿があったという伝承があり、

この事から会の名称「テンプル騎士団」が生まれる事になります。

ユーグ･ド･パイヤンは、

自分たちのグループもヨハネ騎士団のような騎士修道会として認可されたいと願い、

当時の宗教界の大物であったクレルヴォーのベルナルドゥスに会則の作成と教皇庁へのとりなしを依頼しました。

ベルナルドゥスの尽力の甲斐あって1128年1月13日、

フランスのトロアで行われた教会会議において、

教皇ホノリウス2世はテンプル騎士団を騎士修道会として認可しました。

当時のヨーロッパ貴族の間では聖地維持の為に、

なんらかの貢献をしたいという意見が多かったため、

テンプル騎士団は、フランス王をはじめ、多くの王侯貴族の寄進を得て入会者も増えました。

1139年、教皇インノケンティウス2世が、

テンプル騎士団に国境通過の自由、課税の禁止、教皇以外の君主や司教への服従の義務の免除など、

多くの特権を付与したことが、その勢力を拡大する契機となりました。

1147年の第2回十字軍に際して、

ルイ7世（フランス王）を助けて奮闘したため、

十字軍の終了後、ルイ7世は騎士団にパリ郊外の広大な土地を寄贈しました。

ここにテンプル騎士団の西欧における拠点が建設され、

教皇や外国君主がフランスを訪れる際には宿舎となり、

王室の財宝や通貨の保管まで任されるようになりました。

1163年、教皇アレクサンデル3世が自らの選出に際し、

尽力したテンプル騎士団に報いる形で回勅(ローマ教皇から全世界のカトリック教会の司教へ書き送られるラテン語の文書)を出して、

修道会と財産の聖座による保護、司教からの独立などの特権を賦与しました。

テンプル騎士団の騎士達の強さと勇敢さは伝説的なもので、

特に1177年のモントギサールの戦いでサラーフッディーン率いるイスラーム軍を撃退し、

フィリップ2世（フランス王）やリチャード1世（イングランド王）とも共闘した。

イベリア半島でも対ムスリム勢力戦に従事して、その勇名を不動にしました。

しかし、数々の特権を受けて肥大化していく騎士団に対し、

地域の司教たちやほかの修道会からの批判の声が聞かれるようになり、

それだけでなく、後述するように一切の課税を免除され、自前の艦隊まで有して商業活動や金融活動を行っていた騎士団は、

商人や製造業者たちの敵意を受けるようになっていきました。

また、テンプル騎士団の経済的な発展とは裏腹に、

1187年までに中東情勢は悪化の一途を辿っていきました。

当時の総長ジェラール・ド・リデフォールは、

宿敵サラーフッディーンとの数次にわたる戦いに敗北するだけでなく、

自らが捕虜となるという致命的な失態を演じました。

これは投降よりは死を選ぶという騎士団の勇名に泥を塗る事になり、

ジェラールは一度は解放されたが、再び捕虜となって斬首されたため、

ヨーロッパでのテンプル騎士団の威信は地に落ちました。

1291年、レヴァントにおける最後の十字軍国家であったイェルサレム王国のアッコンが、

マムルーク朝アシュラフ・ハリールにより陥落すると、

キリスト勢力は完全に聖地周辺の足がかりを失うことになりました。

軍事活動がなくなっては存続できない他の騎士団が、

存亡をかけて新たな目標を見つけていく中で、

特権と財産に守られていたテンプル騎士団には危機感がなく、

スペインでのムスリム勢力との小競り合いを除けば、

ほとんどすべての軍事活動を停止するようになっていました。

13世紀の終わり、

中央集権化をすすめていたフィリップ4世（フランス王）は、

財政面で幾度も騎士団の援助を受けていたにもかかわらず、

自らの新しいアイデアに夢中になっていました。

それは当時もっとも勢力のあった2つの騎士団、テンプル騎士団と聖ヨハネ騎士団を合併し、

自らがその指導者の座について聖地を再征服。

その後、自分の子孫にその座を継承していく事で、

自らの一族が何世代にわたって全ヨーロッパにおよぶ強大な影響力を及ぼすという野望でした。

しかし、現実にはフランスは慢性的な財政難にあえいでおり、

フィリップ4世は、腹心のギヨーム・ド・ノガレの献策にしたがって、

1296年に教皇庁への献金を禁止し、通貨改鋳を行いました。

更に1306年にはフランス国内のユダヤ人を一斉に逮捕、

資産を没収した後に追放するという暴挙に出ました。

こうしてまとまった資産を手にしたフィリップ4世が、

次に目をつけたのが富裕なテンプル騎士団でした。

上記の説とは別に、

当時のフランスはイギリスとの戦争によって多額の債務を抱え、

テンプル騎士団が最大の債権者であった。

そのため、フィリップ4世は債務の帳消しをはかって

テンプル騎士団の壊滅と資産の没収（略奪）を計画したとも言われています。

いずれの動機であれ、

まず手始めにフィリップ4世は、聖ヨハネ騎士団との合併をテンプル騎士団総長ジャック・ド・モレーに提案しましたが、

これは即座に拒絶されました。

そこで、王はどのようにテンプル騎士団の資産を没収するかを検討したが、

そもそも何の罪もない人々を一般的な裁判形式で裁いても有罪の立証に持ち込むことは難しいので、

匿名の証言を採用できる「異端審問方式」を用いる事で、有罪に持ち込もうと考えました。

異端審問を行うには教皇庁の認可が必要でしたが、

当時の教皇はフランス王の意のままに動くフランス人のクレメンス5世であり、何の問題もありませんでした。

こうしてテンプル騎士団を入会儀式における男色（ソドミー）行為、反キリストの誓い、悪魔崇拝といった容疑で起訴する事になりました。

1307年10月13日、

フィリップ4世はフランス全土において、

テンプル騎士団の会員を何の前触れもなく一斉に逮捕。

異端的行為など100以上の不当な罪名をかぶせた上、

罪を「自白」するまで拷問を行いました。

異端審問において立ち会った審問官は、

全てフランス王の息のかかった高位聖職者たちで、

特権を持ったテンプル騎士団に敵意を持つ人ばかりでした。

騎士団は異端の汚名を着せられ、

資産は聖ヨハネ騎士団へ移す事、以後の活動を全面的に禁止することが決定されました。

さらに1312年、

教皇クレメンス5世は、フィリップ4世の意をうけて開いたヴィエンヌ公会議で、

正式にテンプル騎士団の禁止を決定、フランス以外の国においてもテンプル騎士団の禁止を通知したが、

効果はありませんでした。

例えば、

ポルトガルでは国王が逮捕を拒否し、「キリスト騎士団」という名前での存続が認められ、

カスティーリャとアラゴンでもテンプル騎士団に対する弾圧は一切行われず、

ドイツとキプロス島では、裁判までは行われたが証拠不十分で無罪の判決が下され、

また、教皇庁と対立していたロバート1世（スコットランド王）の治めるスコットランドは、

そもそも教皇の決定など意に介していなかったので、同地でも騎士団は弾圧を免れました。

資産の没収を終えると、

フィリップ4世は口封じのために1314年、投獄されていた4人の指導者たちの処刑を指示。

ジャック・ド・モレーら最高指導者たちはシテ島の刑場で生きたまま火あぶりにされました。

テンプル騎士団については、

19世紀に至るまで彼らの異端という汚名は晴らされる事がなく、

無批判に受け入れられていました。

しかし1813年にフランスのレイヌアールが初めてこれに疑義を呈し、

最終的に1907年にドイツの歴史学者ハインリヒ・フィンケが、

彼らの罪状は事実無根で、フィリップ4世が資産狙いで壊滅させた事を明らかにしました。

現代のカトリック教会の公式見解では、

テンプル騎士団に対する異端の疑いは完全な冤罪であり、

裁判はフランス王の意図を含んだ不公正なものであったとしています。

また、ヴィエンヌ公会議で教皇が、テンプル騎士団の禁止を決定した事も、

当時の社会からの批判に流されたものであったと結論づけています。

2007年10月12日にローマ教皇庁は、

テンプル騎士団の裁判資料である「テンプル騎士団弾劾の過程(Processus Contra Templarios)」を公開・頒布しました。

凄く複雑で難しい歴史の話ですが、

皆様にも身近で興味深いテンプル騎士団関連の話があって、

皆様は、日本アニメ、「ONE PIECE(ワンピース)」を愛読されている方も多いと思います

その中で、ワンピースの中で？？？と思われていた方も多い「Dの意志(一族)」に関してですが、

これが、テンプル騎士団をモチーフにしていると推測されていますね。

前述のとおり、テンプル騎士団・最後の総長''Jacques de Molay(ジャック・ド・モレー)''は、

パリのセーヌ河にあるシテ島にて、幹部３名と共に火あぶりの刑にて処刑されました。

その後、モレーの遺骨を掘り起こすと頭蓋骨と２本の大腿骨がクロスした状態で発見され、

これを見たテンプル騎士団の残党が、

「人は頭蓋骨と２本の骨さえあれば復活できる」という意味を込めて、

海賊旗（ジョリー・ロジャー）を作ったと言われています。

テンプル騎士団の残党の一部は海賊になり、

他のテンプル騎士団は、弾圧していたカトリックと唯一敵対していた

スコットランド王の元に逃れ、石工職人として身を隠しました。

それが現在に繋がるフリーメイソンです。

その後1919年のアメリカで、ジャック・ド・モレーのDの遺志を受け継ぐ

DEMOLAY(デモレー結社)という団体が結成されます。

デモレー団にはアメリカ大統領だったクリントンをはじめ、

かのディズニーの創設者であるウォルト・ディズニーもデモレー団に所属していました。

ウォルト・ディズニーの名前の由来は、

フランスのイズニー地方が由来でしたが、

アメリカ移住後にDの遺志を受け継ぐという事からディ(De)ズニーに改名したそうです。

この時代に着られていたのが、

今回マグネッツで紹介するメイソニックのナイトテンプルのフロックコートとなります。

＊当店の表示価格は、すべて税込み価格となっております。

ご安心してお買い求めくださいませ。

1910s~1920s Knight Templer Frock Coat by "PETTIBONE BROS MFG.CO."   Size:About 40  

SoldOut!　ありがとうございました。

1909' Knight Templer Frock Coat by "Jos.F.Piersen"   Size:About 36~38   Price:16980yen(税込)

1910s~1920s Knight Templer Frock Coat   Size:About 42   

SoldOut!　ありがとうございました。

1929' Knight Templer Frock Coat by "THE LILLEY CO."   Size:About 36~38   

SoldOut!　ありがとうございました。

 1926' Knight Templer Frock Coat by "THE C.E.WARD CO."   Size:About 34  

SoldOut!　ありがとうございました。

素晴らしいウールのファブリックと丁寧且つ複雑な縫製で、

今にはなクラシカルなデザインが、

ファッションにオシャレに着こなして頂ける究極の逸品と言えます。

デザインは様々で、

フロックコートは前合わせがシングルとダブルであったり、

様々なスタイルが存在する事が、今回の入荷分や当時の写真からも伺えます。

バイヤー富井氏のアメリカ買付けの際、

アメリカの友達が、実際にテンプル騎士団のロッジから掘り出してきたヴィンテージで、

今後も簡単に見かける事が出来ない本物のナイトテンプラーコートです！

 1920s~1930s  Knight Templer uniform JKT by "PETTIBONE BROS MFG.CO."   Size:About 40~42   

SoldOut!　ありがとうございました。

 1953' Knight Templer uniform JKT by "THE C.E.WARD CO."   Size:About 36   

SoldOut!　ありがとうございました。

ブログ掲載分以外にも数着、

入荷日当日に店頭にご用意しておりますので、

デザインに惹かれたり、

アイテムのバックボーンにご興味をお持ちになられた方は、

是非実物をお試しの上、この機会に手にして下さいませ。

最後まで有難う御座いました。

本日この後も

10月5日(水)大阪店冬物Vintage入荷日第2弾!!

12:30~OPEN!!

のブログアップを予定しておりますので、

是非そちらもお付き合い下さいませ。

大阪店　ヤスオでした☺

今回の入荷ブログはコチラから！

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#1 USAAF編!A-2LeatherJKT,B-9,A-8,B-15 Civilian,B-11Type,L-1B!!

USAF編!MA-1"MIL-J-8279",N-2B"MIL-J-6278B",B-15D!!

※店舗入荷日の通販について。

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　どちらに関しましても、通販は翌月曜日からと

　させて頂いております。

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　返信は月曜日以降とさせて頂きますので

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